【変化する自分との追いかけっこ】(2/14)
そろそろまとめ記事を書かないといけないのだけれど、
ちょっとその前に思考の整理とかそういうのをする。
「僕は変わった!!!」と声に出して言えるほどではないが、
なんだかんだ減量やら野菜に関する挑戦を初めて一ヶ月。
変わるところは変わってきているし、飽き性な僕なりに続いている。
正直「一ヶ月も持たないのでは?」とすら思う瞬間すらあったが、
今日現在、続いている。もちろん順調ではないことも多いのだけれど。
体重も10kg近く減ったし、よほどな事情がない限りは毎日歩いている。
野菜が食えない僕が、サンチュで肉巻いて「うめぇ~~~」などと抜かしてる。
「きゅうりか~~」とか言いながらも吐かずに食べられている。
会った人に「別人みたいやな」とか「ホントに(名前)なの?」とか
「痩せたんじゃない?」とか、そう言われることも次第次第に増えてきた。
正直なところ、ここ一ヶ月で激変していると言っても過言ではない。
(もちろん、まだ自分で満足のいく変化ではないのだけれど)
で、そんな僕ではあるが万能でもない。
実際の変化している自分自身に自分の意識が追いついていないことがとても多い。もちいろん、それは自分自身の変化だけに限らず周囲の変化に関してもそうだ。
うまく言えない「感覚のズレ」がやはりある。
寿司屋に先日行った。別に糖質カットをしているわけではないし、たまにある程度食べないとマジで便通がゴミになってしまって、酷いことになるからだ。
最近の外食における楽しみの一つが、色々と「食べられる」ものが増えたのでメニューを見ていて、「あーこれは食えそうだな」とか「食べてみるか」という感覚が出る。セットメニューや定食じゃないからこそ大きな外しがないという部分で、回転寿司屋は選択肢が豊富なので楽しい。
オニオンサーモンを注文した。
馬鹿みたいに生のたまねぎが載っている。
前なら注文しなかっただろうし、食べるとすれば丁寧に避けて食べていただろう。
「こんなにバランスの悪いものか」と思いながら、丁寧に半分に分ける。
二巻食いでそのままいくという発想はなかった。
一口目、想像以上に玉ねぎ~~~!って感じで脳がパニックを起こしかける。とはいえ慣れたもので口の中の配置次第で「味覚」や「食感」が変わることはもう学んでいる。
僕の口の中には敏感過ぎる部分が存在しているようだ。
もごもごと咀嚼しながらうまいことそこの部分を避けて転がす。
「ああここだ、ここなら問題なくイケる」
マヨネーズ不足だったからか、醤油不足だったからか完全に玉ねぎが勝るようになってしまったが食べられた。これなら二巻目も問題なく処理出来る。
二口目。今度は醤油が多め。これなら問題はない。
咀嚼してる瞬間のことである。対面にいた僕をよく知る彼女がこう言った。
「すごいね、ほんとに」
「無理じゃなくて苦手の域になっただけでも凄いよ」
そうねぇ。そもそもがYES、NOだったからねぇと返した瞬間である。
完全に意識が「過去の野菜が食べられない自分」を引きずり出してきて、喉奥が詰まる感覚が一瞬で湧き上がった。これは不味い、これは不味いぞ。
こういうケースは自分の中で初めてだった。食べている中で意識してキツくなるというケース自体は以前にもあった。しかし、今回のように会話を介したケースは初めてだったのだ。気分を切り替えて、食べ終える。少し水を飲む。
少し思考を巡らせる。
そして、ぼんやりと行き着いた答えに「なるほど」と納得した。
過去(の野菜を食べられない僕)を知る人の前で、僕が野菜を食べられないということは当たり前のことだった。そう、この「変わってきた自分」よりもずっと、厚みがあるのだ。他者は自分を写す鏡だと言うが、まさしくそれで僕はその会話の中で「過去の自分」をきっと瞬間的に自覚してしまったのだろう。そして、これは別に彼女が悪いわけではないのだ。僕自身の経験がまだ不足しているから起こったのだろう。
対処は出来た。だから問題はないし、咎めるべきはむしろ「変化に追いつけていない」自分の方なのである。もう一ヶ月も経って、ある程度のことは自分自身の中でも整理出来るようになってきている。しかし、どうにもまだ「自分自身」と追いかけっこをしている感覚が常にある。自分の変化のペースに追いつけない部分がある。
そして、その変化のペースに追いつけない最たるものがこの間、起きた。
なんなんだろうな、これは。
昨日、なんがしのネジがまた弾けとんでしまったので部品を補充したいんですけど、どなたか詳しい方いますか。
— 𝕌𝕣𝕒𝕫𝕒𝕜𝕚🍟 (@UrazakiPt) 2021年2月14日
人間の部品なんですけど。
「自分で自分がよく分からない」とはよく言うものだけれど。
ちょっとここ数日の自分の感覚は少し違和感がありすぎて、驚いている。
自分でも追いつけないほどの感覚の変化が起きて、自分でも困っている。
いや困ってない。これはこれ、それはそれだ。
変化している自分に、今の自分が感覚的に追いつけばいいだけのことだ。
月並の言葉で言えば、「頑張る」し「諦めない」なのである。